「悪意があって書かせているのか判断してみて」
回答者のritzkunさんは、必要性はともかく、誓約書の文面をひとつ例示しています。
「誓約書 私は、以下の事項を厳守することをここにお誓い致します。1、業務開始から2年間は業務に従事すること 以上」
あらためてこう書いてみると、質問者さんも不安になるのではないでしょうか。実際に働いてみて、労働環境が予想以上に悪かったらどうするのか。家庭の事情が変わったりして、どうしても会社を辞めたくなったときはどうするのか。そう考えると、安易に誓約書を出さない方がよさそうです。
さらにritzkunさんが心配しているのは、束縛したがる社長の下で働くリスク。自己都合で辞めようとしたら、逆上して懲戒解雇にされることもあるかもしれません。
「雇用主が、前向きな気持ちで誓約書を書くことを望んでいるのか、悪意があって書かそうとしているのか、こんなことをするブラック会社かどうかをご自身の目で判断して就職されることもいいと思います」
お互いに疑心暗鬼になっては、気持ちよく仕事ができません。ここは腹を割って「専門家にも聞いてみましたが、そのような誓約書は効力がないそうです。したがって誓約書は出せませんが、自分としては今のところ2年間は頑張るつもりでいます」と率直に話してみてもいいのではないでしょうか。