SNSのアバターを乗っ取る? 花王「ビオレママ顔メーカー」の戦略

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   最近筆者のフェイスブックのタイムラインが、水色の髪のキャラクターで賑わっている。花王が提供している「ビオレママ顔メーカー」を使い、ボディーソープ「ビオレu」のキャラクターであるビオレママのテイストで自分の似顔絵(アバター)を作っているのだ。

   筆者も実際に使ってフェイスブックでシェアしたところ、「再現度すごい」「似てる!私も作ってみました!」などのコメントがつき、友人たちもアバターを作るというクチコミでの広がりが起こった。

232種類のパーツでそっくりの似顔絵が作れる

お風呂=ビオレuのイメージ付けにも成功
お風呂=ビオレuのイメージ付けにも成功

   「ビオレママ顔メーカー」では、用意された232種類のパーツを選んでアバターを作ることができる。髪、目、鼻、口、眉、輪郭、飾りのそれぞれのパーツは「ビオレママ」のテイストで描かれており、泡の飾りをつけるとお風呂に入っているように見える。

   できあがったアバターは、フェイスブックやツイッター、ミクシィのアイコンのサイズに合わせてダウンロードすることもできる。画像は商用やブランドイメージ低下につながる利用など一部の用途を除いて、自由に使うことができる。

   ソーシャルメディアのアイコンとして使用されれば、拡散効果が期待できる。そのユーザーがソーシャルメディアで行動を起こせば、アイコン画像が表示され、他人の目を引くことになるからだ。

   アイコンがユニークで可愛いものであれば、効果はなおさら高いものになる。ただし、アイコン画像の変更はユーザーにとって面倒でもあり、敷居が高いことは事実。とはいえ一度変更されれば、しばらくは他のアイコンには差し替えられない。

   自分自身の顔写真をアイコンに使いたくない人にとっても、このようなアバターなら抵抗感なく使えるという人もいるのではないか。

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