「孫消費」で盛り上がるシルバー世代のスマホ需要

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

機能、操作性、料金プラン…何がフックになるのか

   ところが問題が一つ、とコンサルタント氏。料金プランやオプションがわかりにくかったり、複雑だったりするのです。

   ネットにあるQ&Aサイトや専門サイトを見ても、若い人でもわかりにくいようですから、シルバー世代なら尚更わかりにくいというのは否めません。

「まあ、それも近いうちシルバー向けに、世代限定といったかたちでシンプルな、わかりやすい料金プランやオプションプランを出してくるとは思いますけどね」

   ランドセル商戦では、10万円、20万円という商品が飛ぶように売れていくのだとか。安価なものとは見るからに違いがあるのに加えて、せっかくの孫へのプレゼントだからと奮発する心理もあるようです。

   「孫との絆」のためとなると、価格をあまり気にしなくていい。そうなると、シルバー世代の心に引っかかるフックは何なのか。

   どういう操作性なのか、機能なのか。いま、まさに各社がシノギを削って調べ、考えていることなのだそうです。なので、肝心なことはひとつも教えてもらえませんでした…。(井上トシユキ)

井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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