ウソだろ!? こんな「ブラック営業マン」は辞めてくれ

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質問に「気にしなくて大丈夫」と答える営業もイヤだ

   代理店営業が、サービスを提供する大手企業名でアポ取りをして、訪問時に代理店の自社名刺を出してくることがあります。

「あれ、N社じゃないの? 電話と違うじゃない」
「いや、うちはN社の代理店をしておりますM社といいまして、商品の中身はN社のものですから、ご安心ください」

などと言われるわけですが、どこか虚を突かれたという気分の悪さもあり、こちらは「油断ならねーな、こいつ」モードになってしまうのです。これではまず成約は無理ですね。聞く気持ちのシャッターが下りてしまいます。

   質問に対して、ちゃんと答えずにごまかす営業もブラック判定です。売り込もうとする商品・サービスについて、些細な質問でもきちんと答えて欲しいものです。

「あっ、そこは製品使用上、全く問題ないんで。気にしなくて大丈夫です。それよりこちらの機能の方が重要ですので、ちょっと聞いてください」

   仮にそうだとしても、こちらは疑問を持ったから聞いたのであり、それに答えないと、「こいつは商品を売ることにばかり熱心で、買い手のメリットなんて本気で考えてないな」ということになるわけです。

   これらはほんの一例ですが、世に「ブラック営業」は本当に多いのです。こんな「売らんかな営業マン」こそ、ブラックの最たるもの。間違ってもモノは買いたくないですね。

   え、厳しすぎると思いますか? でも、会社の利益一辺倒で顧客の方を向かず、従業員をコキ使うだけの「自己中」会社はブラック会社と呼ばれますよね。自己中な営業マンも、それとまったく同じではないですか?(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。執筆にあたり若手ビジネスマンを中心に仕事中の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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