若手ベンチャー社長から「俺の愛人になれよ」と迫られた

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そろそろ何か達成感が欲しかったのかも

   実際、最近の社長は「社長」というステイタスに酔っている感があるという。2人で食事をするときは、一流ホテルの夜景が見えるレストラン。クルマはBMW、都内にタワーマンションを購入と、絵に描いたようなバブルさんライフを送っている。

   しかしC子の分析によると、社長は基本的に真面目な働き者タイプらしい。

「学生時代に起業して、ビジネスばっかりやってきた人なのよね。ITバブルが弾けたときとか、結構苦労したみたいだし。最近ようやく会社が軌道に乗ってきて、ずっと遊んでこなかった反動が出てきちゃったのかもね」

   そろそろ何か達成感が欲しかったのかもしれないなあ、とC子はだんだん同情し始めてしまった。マズイ、このままでは「愛人」を了承してしまうのではないか…。

   そんな心配をよそに、C子はいまも同じ会社で普通に働いている。社長からは、ときどき「考えてくれた?」と聞かれることもあるが、口説きの真剣さも弱まってきた。そもそも相変わらず仕事が忙しくで、彼女を作るヒマもないらしい。

   結局、「ちょっと言ってみたかっただけじゃないの?」という結論に落ち着いた。彼にとって「愛人」は、憧れワードだったのだろう。かわいい男性だ。(池田園子

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