2020年、噂どおり東京が選ばれるだろうか
2016年のオリンピック開催地を決めた2009年の時点で、リオは必ずしも本命視されていなかった。2014年のサッカー・ワールドカップがブラジル開催ということもあって、財政不安が心配されていたからだ。
それでも、人々の気持ちを動かしたのは、共感を呼ぶPVの効果があったように感じる。
結局のところ、他人に行動を促す――ここでは開催地として1票を投じてもらう――ためには、共感を呼ぶコミュニケーションになっていることがマストのように思う。
東京は、2020年のオリンピック開催にも立候補を表明している。1次選考を通過しているイスタンブール、マドリッドとの競争が、2013年9月7日のアルゼンチンのブエノスアイレスのIOC総会まで続くことになる。
大陸別にみると、欧州、中南米開催の次はアジアではないか、という期待感もあって、東京は大本命になっている。噂通り東京が選ばれればと、僕は密かに期待している。お祭り好きの僕には、死ぬまでに一度、この目で夏季オリンピックを見てみたい、そんな思いがある。(大庫直樹)