制約の多いスマートフォンにおける活用に注目
このサイトはパソコン用とスマートフォン用があるが、いずれも3種類のソールを購入できるECサイトへの導線があり、ソーシャルメディアでの拡散を促すようにもなっている。
限られたサイト画面の中で立体的な動きをさせる技術は、今後さまざまな形で応用されると思われるが、特に注目したいのはスマートフォンにおける活用だ。
スマホユーザーは現在急増中で、Googleの調査によると2012年第1四半期の普及率は20%にものぼる。日本国民の5人に1人は所有していることになる。将来、ケータイやパソコンの所有率を超えるかもしれない。
この動きを広告主も注目しており、ウェブサイトもスマホに最適化したものから作り始める「スマホファースト」になりつつある。
一方でスマホには、画面が小さく、通信・処理速度が遅いなど、企業が自社の魅力を伝えるにはパソコンに比べると制約があると考えられている。
しかし「CHOOSE YOUR FLIGHT」のように、平面のウェブサイトを立体的に、静的なウェブサイトを動的に魅せるアイデアを使うことで、より表現力を高めていくことができるのではないだろうか。(岡 徳之)