年収2000万円オトコの「ここはイイけど、ここはイヤ!」

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自己実現を優先してきたから「高収入」だった

   とはいえ、そんな高収入オトコの「潔さ」は、別の顔の裏返しだったりする。子どもと2人暮らしの渡辺さんが、平日の夜間は外出できないと言っているのに、

「ああ、じゃあ、ボクが水曜の夜にご自宅まで迎えに行きますよ。その方が車の中でも話せますよね。それでまずは青山のバーに行きましょう。フェラーリとか好きですか?」

と返事が来て、事情を説明してもなかなか理解してもらえない。ちなみにこの男性、古物商経営で年収2000万円以上、50歳、5回の離婚歴あり、なのだそうだ。

   考えてみれば、前述の男性の返事も「平日の夜はいつでもOKです」と言いながら、「水曜日の夜に青山あたりで」と時間も場所も限定している。なにげなく強引である。

   渡辺さんは、男性のタイプを「自己実現優先型」と「奉仕型」に分け、年収2000万円以上の婚活男性の9割以上が前者であるという。そうしてきたからこそ、それだけの高収入が得られたのだから、外野がとやかくいう必要はない。

   ただ、結婚相手としてどうかと言われれば、渡辺さんでなくてもNOという女性は多いのではないか。奉仕して欲しいとは言わないが、自分さえよければ妻子のことなど何とも思わず、カネさえ渡せばいいと考える人と、人生を共に過ごしたいとは思えない。

   低年収でも普通の男性と結婚した方が、月並みでも幸せな結婚生活を送れそうではないか。もっとも、年収2000万円以上でも、他人を愛せる人がごくわずかでもいるならば、そういう人たちとの出会いにちょっと希望を見出してみたい、と思わなくもないのだけれど…。(池田園子

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