携帯電話にかけてみたら「今フィリピンなのー」
こういうときには、頼むからちゃんと確認してからカードを発行してくれ! と思わず会社の審査部署に文句を言いたくなってしまいます。
でも、外国人だから支払いが遅れるといったことはなく、むしろ延滞率は低いくらいです。ただ、母国に戻られてしまったときは、督促するにも困ってしまいます。
「××カードのN本です。お支払いの件でお電話をしたのですが…」
「アーすみません、ワタシ今フィリピンなのー。しばらくニホンには帰らないんだケド…」
「え、ええっ!?」
最近の携帯電話は当たり前のように外国まで通じるのですが、一度母国に帰られてしまうと送金手段もなかなかなく、支払いをしていただくのは難しいのです。まさかフィリピンまで取りに行くわけにもいかないし…。
こういったお客さまは、このまま長期延滞の部署に債権が移ってしまうことがほとんどです。また日本に戻ってきたときには、信用情報が悪化していて困ると思うんですが。
これからはぜひ外国のお客様にもどんどんカードを利用していただきたいのですが、まだまだ課題は多そうです。(N本=えぬもと)