「NAVERまとめ」を企業PRに活用する例が増えている

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

ネット上のあらゆる情報の「まとめ」ができる

   「NAVERまとめ」が提唱するのは、「情報をデザインする。キュレーションプラットフォーム」。ネット上の情報を自由に組み合わせ、ひとつのページにまとめて保存、紹介することで、新たな価値を提供するというものだ。ツイッターのつぶやきや写真投稿のほか、ブログやネットニュース、ユーチューブの動画など、あらゆるネット上の情報が「まとめ」の対象となる。

   先日、横浜で大粒の雹(ひょう)が激しく降り、豪雨で横浜駅が浸水したが、この情報を分かりやすくまとめたのも「NAVERまとめ」だった。SNSの書き込みや写真投稿をまとめて、現地の様子をわかりやすく提供していた。このまとめは54万回以上閲覧されている。

   連載中に画力が向上した漫画家のまとめなど、ユニークな切り口によるまとめもある。文章は書けなくても、ネット上にあふれる情報から文脈に合うものを抽出して並べ替えるだけで、楽しめるものになるのだから不思議だ。

   閲覧者も情報やコメントを追加して楽しめる。まとめ作成者に対し、アクセス数に応じた報奨金が支払われるプログラムが設けられているのも、まとめやユーザー数を増やす要因になっている。

   企業からすると、ユーザーが勝手にまとめを作ってしまう点を不安に思うかもしれないが、それはネットの書き込み全般について言えることだ。好意的なまとめを自主的に作ってもらえるよう、ネット上に魅力的な情報をこまめに提供することを考えた方がよいだろう。(岡 徳之

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