中途半端な「インターンシップ」でも採用担当者が重視している理由

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期間を長くすればいいというものでもない

   まだまだ不十分ではあるものの、インターンシップに参加した人と参加しない人では、やはり違いがあるので、企業としては自社を少しでも知ってくれた人に、自分から選考に進んでもらいたいと考えているようだ。

   ただし、現状ではインターンシップの受け入れ企業は限られている。大手企業でも募集人数は数人から10人程度だ。本格的なインターンシップを実施するためには、企業側でも企画や運営に人を割く必要があり、負担を抱えきれない面もある。

   また、最近では優秀な人材集めに熱心なIT企業が、期間を長めにとったインターンシップを実施しているが、単に長期にするだけでは「カネのないベンチャーが元気な学生をタダ同然で働かせる」ケースだけが増えることにもなりかねない。

   東大の秋入学などによって、新卒一括採用も多様化すると予想される。企業は人材に即戦力を求めており、「まっさらな状態で行って企業の色に染まればいい」ではやっていけないだろう。そろそろ、学生も企業も満足できるインターンシップのあり方を考える時期に来ているのかもしれない。

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