Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のnabeyakiさんには、どうしても行きたいライブがあります。しかし平日の夜なので、夕方に早退するか、有給休暇をとるかしなければ間に合いそうにありません。
とはいえ、よほど緊急の用事でもない限り早退はできないし、有給休暇を申請しても「なんで？」と理由を聞かれるので（ライブに行きたいからとは言いにくい）、何かいい方法はないかと頭を悩ませています。いまのところ、歯の詰め物が取れたので歯医者に行きたいとか、マスクをして「体調が悪い、熱っぽい」と言いながら帰る、といった方法しか思いつきません。
「こんなに真剣にさぼろうと考えたことがないので、困ってしまいました」
仕事を片付ければ「有休」でも問題ないはずだが
うーん、なんて言って休めばいいんだろ…
質問者自身が有給休暇を「さぼり」というのですから、世話がないですね。いうまでもなく有休の取得は、労働者の権利として保障されています。上司であっても休むなとはいえませんし、イヤミを言われる筋合いもありません。
回答者からも、「仕事は片付けておいて誰にも迷惑をかけなければ何の問題もない」（yosifuji20さん）、「『私用』で押し通すしかありません。難しくても何でも」（sebleさん）という意見が相次いでいます。
その一方で、「さぼる理由」を一緒に考えてあげる人も少なくありません。正面から休みにくいという同じ悩みを共有する人が、それだけいるということでしょうか。nikooooさんは、5つの例をあげています。
「個人的に思いつくのは▽保険の内容を更新・変更したいので、コーディネーターと保険についての打ち合わせのために▽お住まいが賃貸・分譲でしたら、マンション・アパートが何かの検査のために家に人がいなければいけないので（防災に関することとか）▽生活に支障があるものが壊れて修理に1日かかる上、立ち会いたいので（風呂・キッチン等）▽親戚のエアー葬式は面倒なので、抹殺するのではなく、体調が悪くなった親族の様子を見に行きたいから▽エアー葬式の場合は、昔の友人・昔の同僚にする（親族でなければ香典は出ないから）」
ちなみに「エアー葬式」とは、ウソをついて誰かが亡くなったことにすること。身内が亡くなったのを理由にすると、本当になったときに困るので、慎重に使う必要があります。
