ナイキのサイトが「変顔」だらけのワケ 顔認識技術を広告表現に活かす

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ユーザーの記憶に残る身体的な体験を提供

ウェブ・店舗連動型の「WRITE THE FUTURE」
ウェブ・店舗連動型の「WRITE THE FUTURE」

   ナイキはこれまでにも、ユーザー参加型の先進的なキャンペーンを展開してきた。

   「Nike Football : WRITE THE FUTURE 未来をかきかえろ」(サイトは閉鎖)では、ユーザーがツイッターを通じて送信したメッセージを、ナイキ原宿に設置された闘莉王選手の等身大の像の表面にドリルで刻み込むという、ウェブ・店舗連動型のキャンペーンを実施した。

   「THE GLOBAL EKIDEN RELAY - RUN Fwd:」では、ランニングに特化した情報システム「Nike+」と連動した駅伝大会を開催した。このシステムを利用する複数人でチームを結成し、途切れることなくたすきをつないで、約2か月間の走行距離を競うもの。

   このキャンペーンには全世界で4,700人のランナーが参加し、優勝したチームはランナー数135人で合計1,131キロを走行した。

   参加型のキャンペーン設計は、身体的な記憶として残りやすいため、ユーザーにとってはリッチなブランド体験といえるだろう。(岡 徳之

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