質問が「好きな色」でも油断は禁物だ
とはいえ、嫌いな色を積極的に主張したい人は、そんなに多くない。そういうときには、
「好きな色はたくさんありますが、嫌いな色は特にありません」
「私の好きな色は○○です。なぜなら…」
と答えればいいというアドバイスもあった。
「大事なのは答え(色の種類)ではなく根拠」だから、何色と答えようが構わないという人も。しかし、好きな色を答えただけで勝手に判断されるなら慎重にならざるをえない。
あるカラーセラピー診断のサイトによると、好きな色に「赤」を選んだ人は、「火のように情熱的で、夢中になれるものがあると、寝る時間も惜しむほど没頭するパワーがある」という。会社にとっては願ってもない人材だ。
一方「ゴールド」が好きという人は「華やかな場」を求めるが、与えられないと「場を与えられている人に嫉妬したり、強い競争心が芽生えたり、わがままになったりする」という。やっかいな人材なので採用は遠慮したい、と言われそうだ。
結局、ホンネはともかく「赤が好き」あたりが無難なようだが、面接官のネクタイが青だったときにはどうするかなど、臨機応変の対応も必要かもしれない。