スマホに最適化、パソコンからのアクセスに制限
フェイスブックでは他人の投稿に「いいね!」しか押せないが、パスでは「笑顔」や「驚いた顔」「ハート」「コメント」で反応することができ、細かいニュアンスを伝えられるのも楽しい。
ちなみにパスはスマートフォンに最適化されており、他のソーシャルメディアと連携していない限りパソコンからはアクセスできない。これがリアルタイムの交流を促すことになるし、友達以外からはいかなる情報も見ることができないのでセキュリティ上の安心感もある。
2012年3月にはアメリカで、ナイキと提携したプロモーションが話題になったという。ユーザーは自分のランニングを友人と共有できるようにし、天候状態を教えてくれるなど専用の機能拡張を行なった。実際、ユーザーにランナーが多いようだ。
パスを紹介する公式ウェブサイトでは、パスをiPhoneで操作する様子をフルHDの動画で見ることができる。直感的に使えるサービスということが伝わるものだ。
フェイスブックが利用者の生活に入り込みながら、次第に企業のマーケティングを忍び込ませつつあるのに対し、パスはネットらしい自由で個人的で親密な雰囲気をいまのところ保っている。機能面も含めSNSそれぞれの良さを使い分けて、活用していくことをおすすめしたい。(岡 徳之)