マイナビニュースが20~30代女性会員に聞いた「つきあったら、いろいろ助かりそうだと思う職業ランキング」によると、1位は「医者」で54.4%(複数回答)、2位以下には「弁護士」「美容師」「シェフ」が続いている。
20歳の女子学生は「金銭的な意味で」と答えているが、働く女性からは「体調など相談できそうだから」(24歳・不動産)、「病院に行くまででもない病気を見てもらえるし」(39歳・生保)などの理由があがっている。
「コラーゲンは食べても吸収されないよ」に苦笑
かつて医者といえば、弁護士やパイロットなどとともに高収入の代表とされてきた。しかし個別に見れば、開業医か勤務医かなどによって差があり、開業してもうまくいかない場合もあるようだ。
収入だけを見れば、外資系金融や大手商社、起業家など新たな高収入の職業も現れており、必ずしも「カネ=医者」とはいえなくなっている。女子学生が「金銭」をあげ、OLが「体調管理」をあげるのは、そういう知識の差かもしれない。
実際に30代の勤務医と交際している29歳のOLに話を聞いてみた。
「具合が悪いときは、最初に相談します。どんな薬がいいか教えてくれたり、『睡眠とりなよ』といわれて早めに寝て治ることもあるので、さすがだなと思います。健康診断の結果もチェックしてもらいますね。『この数値は気にしなくていいよ』とか『ここは気をつけて』とかアドバイスしてくれます」
ただ、いわゆる「普通の20代女性」の話をしていると、思わぬ専門的なツッコミを受けて、おかしくなってしまうこともあるとか。
「女子の好きな『コラーゲン鍋』ってあるじゃないですか? あれ、食べてみたいなって話したら、『コラーゲンは食べてもほとんど身体に吸収されないよ』なんて言われて、ちょっと興ざめしたり(笑)。テレビで芸能人が『○○病で入院』とか報じられると、どんな病気か聞いて理解を深めることもありますね」
もし医者と合コンで出会ったら「金銭的な意味」は伏せて、そんな医療トリビアについて尋ねてみると、話が盛り上がって距離が縮まるかもしれない。