「無知・無能を隠す会話術」で、今こそ会社にしがみつけ!

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小沢一郎さんも「君はどう考えてるの!」と言っていた

   これを読んで、自分も先輩や上司に質問したときに、逆質問で返されたことがあったことを思い出した。そのときは、懐の深さに感心していたけど、本当は知らなかったのかもしれない。

   もっとも、部下たちの考えに合わない答えを返せば、「あの人は使えない」「物事をよく考えてるとは思えない」と評価されるおそれがある。

   また、上司の方が知識が多かったとしても、「それは当然○○だろ」と断じたり、「君の××の考えは甘いな」と突っぱねれば、部下の印象は悪くなる。ときには少々無知なふりをする方が、支持基盤を固めやすいともいえそうだ。

   そういえば、あの小沢一郎さんも「逆質問」を使っていた。記者会見で「国会で説明責任を果たす考えは?」と尋ねられ、

「君はどう考えてるの!」

と返すと、記者は案の定、言葉に窮していた。

   この場合は「無知・無能を隠す」例ではないと思うが、自分をよりデキる人に見せ、相手を圧倒することに成功する「逆質問」の使い方としては、参考になるのではないだろうか。(池田園子

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