職場での「お昼寝」事情 世界ではこうなっている

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スペイン「シエスタの習慣は廃れている」

   昼寝といえばスペインのシエスタが思い浮かぶが、意外なことに現在では「その慣習は非効率」とみなされ、「大都市圏ではほとんど廃れていると言っていい」(スペイン大使館)。2006年には公務員のシエスタ制度も廃止されている。

   中国にはランチ後の昼寝の時間込みで、毎日の昼休みを1時間半から2時間取れる会社がある。シンガポールの金融街の真ん中には、勤務時間が不安定なトレーダーなどが利用する有料の昼寝スペースがある。

   英首相ウィンストン・チャーチルは昼寝を日課としており、議事堂内にも専用のベッドがあったのは有名な話。しかし一般的なイギリス人といえば、午後5時台には7割の労働者が退社している国民だ。午後の眠気は比較的弱いのではないか。

   日本人も昼寝の導入で眠気を覚ますだけでなく、長時間労働をやめて十分な休養をとり、昼寝せず早めに退社する道を考えてもいいのかもしれない。

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