「サイドメニューでおでんやってくれないかな」
また、立ち食いやセルフのうどん・そば店を「安くていいよね」「サラリーマンの味方」と評価する声に、異論を吹っかける人がいる。
「客に調理の肩代わりをさせんじゃねえ!」
「天ぷらやらお稲荷さんやら取ってたら、意外と高くつく」
素うどんの安さにひかれて入店した後に、食欲が刺激され、かき揚げなどのトッピングを取り、生卵を追加し、麺を大盛りにしたりおにぎりを追加したりすると、意外と高い値段になるというのだ。
ある人は、憤りを込めて「『セルフ!安い!』連呼のトッピング商法」と揶揄している。ただし、香川県では「ぶっかけ中(2玉)」と「鶏の天ぷら」「稲荷すし」を合わせても340円で食べられるという書き込みもある。やっぱり本場は安いのか。
サラリーマンたちの「うどん・そば」に関するこだわりは、これだけでは止まらない。
「香川のうどんは10分くらいしっかり茹でるだろ。だからうまい。東京の人間はうどんで10分も待てない。だから既に茹でたうどんになってまずい」
「丸亀で良いところは、ネギと生姜を山盛りで入れられるところだな」
「本場みたいに、サイドメニューでおでんやってくれないかな」
「讃岐みたい硬いうどんは嫌いだ。九州人だからモチモチしたうどんの方が好き」
結局、「日本最強のファストフード」である立ち食いうどん・そば店に、少なからぬこだわりをもった人たちが大勢いるということが、よく分かった。