あえて3か月間「楽しいと思い込んでみる」
実は私は入社当時、営業以外の部署を希望していたこともあって、営業の仕事は楽しくないなあと思っていました。しかし、上司や先輩たちから、
「つまらなそうな顔していると取り残されるぞ。新人には元気くらいしか取柄がないんだから」
と言われ、カラ元気を出していました。ところが不思議なもので明るく元気にしていると仕事が集まり、売れるようになって本当に楽しい状態になっていきました。
「楽しそうに仕事をする」ことで、「次の仕事や協力者が集まる」→「成果があがる」→「権限や金銭的な報酬が得られる」→「仕事が楽しくなる」のサイクルが始まるわけです。
「でも営業は毎日忙しいし、しんどいことも多いから無理」と感じる方も多いと思います。それを承知で、私はあえてお願いしたいと思います。「騙されたと思って3か月間、楽しいと思い込んで欲しい。楽しいフリでもいい」と。
「営業をすると学べる、得する」「お客様と会えることは楽しみ」「経営者にお会いできるので勉強になる」などと、いいことを思い浮かべて「だから営業は楽しい」と思って行動をしてください。そのうちに本音で楽しいと感じることができるようになるはずです。(高城幸司)