どっちがシビア? 「サラリーマン川柳」対「オタク川柳」

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   第一生命が、恒例の「私が選ぶサラ川(サラリーマン川柳)ベスト10」のコンクールを実施している。ウェブサイトには2万7000句以上の応募作から「傑作100選」が掲載されており、読者投票によりベスト10が決定する。

   また、インターリンクが実施する「あなたが選ぶオタク川柳」も、3月11日まで投票受付中だ。サラリーマンに負けずシビアな状況に置かれた現代のオタクの作品も、なかなか興味深いものが多い。

時事的なネタが多く高評価「今年のサラ川」

   今年で25回目を迎えた「サラリーマン川柳」は、男性会社員をとりまく環境が大きく変化しているせいか、候補作には例年以上に面白いという声が多い。

   長引く不況に加え、スマートフォンやSNSの利用者増、AKB48や韓流タレントの人気、震災など時事的な材料が多く、「いま」を感じられる句が目についた。特に多かったのがツイッター関連のネタで、あらためて「サラリーマンの世界にも浸透した」ことを感じさせる。

「勤務中 つぶやいてたら 左遷なう」(ポポポポーン太郎)
「仮病部下 ツイートするな! 旅行なう」(thsハル)

   スマートフォンネタも多い。ケータイ電話の機種変更で「これからはスマホですよ」と勧められたものの、用途も分からないまま戸惑う中年サラリーマンの姿が目に浮かぶ。

「携帯に やっと慣れたら 皆スマホ」(まめまろ)
「オレの指 スマホも部下も 動かせず」(不器用ですけん)

   不況を反映した句や、定番の部下モノも見られた。

「円高だ! 海外行くぞ 円が無い」(縁結び人)」
「キレやすい 部下を替えたい LED」(寅次郎)
「再生紙 2度のお勤め 羨ましい」(一社員)
「KARAブーム おれの財布も からブーム」(トミボン)

   このほか25周年の特別企画として、約6万人の投票による「サラ川総選挙」の結果も発表された。1位には「仕事やれ 人に言わずに お前やれ」(ピカチュウ)、2位には「『前向きで』 駐車場にも 励まされ」(プラス思考)が入った。

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