夫の最大のストレスは「部下との関係を疑う妻」
2012年1月29日付け読売新聞の「人生案内」で、作家の久田恵さんがこれと少し似ている相談に答えていました。40代の夫が20代の部下の女性に「癒されている」などと書いたメールを送っていることが分かった、という女性からの相談です。
夫を問い詰めたところ、
「彼女への感情なんて何もない。俺を信じろ」
と言うばかり。でも、出張の際に現地のデートスポットを調べるなど、怪しい行動は続いています。
久田さんは「仕事を生き甲斐とする男性」の一番の恐怖は「妻の不機嫌」だといい、相談者の夫の最大のストレスは「部下との関係を疑って、攻め立てる妻」だと指摘します。
そして、結婚の持続を願うなら「夫を信じるにはどうすればいいか」ではなく、「私は私で自前の人生を生きるわ」という覚悟とともに、
「やっぱり、妻の私じゃなきゃだめ、と思わせてみる」
との前向きな方向で結婚生活をやっていくしかない、とアドバイスしています。
これから男性と同じように働く女性が、さらに増えていくことでしょう。男女が同じ職場で仕事をする限り、こんな不安に駆られていてはキリがありません。久田さんのアドバイスは参考に覚悟を決めつつ、夫の予定監視はもうやめた方がいいのでしょうね。
(池田園子)