「もうケータイに戻そうかなって」
結局、同僚に再起動してもらい、削除もそこそこ進み、動作も新品の時ほどではなくとも軽くなりました。
「でも、思ったんですよね。削除してたら、意外と使ってないアプリも多かったし、電池の減りも早いし、私ってスマートフォンをタップしている人の姿を見て、格好いいなって思ってただけじゃないのか、って。音楽も、そんなに頻繁に聴くわけじゃないし。よくよく考えたら、日常的に必要なのは電話とメールだし…」
ということで、「もうケータイに戻そうかなって」思ってる昨今なのだとか。
「ところで、フィーチャーフォンって、ケータイとスマートフォンの間みたいなものなんですか?」
その理解で必ずしも間違ってはいませんが、フィーチャーフォンはケータイですよね。って答えるとA子さんは混乱するでしょうから、
「日本のガラパゴス化したケータイと、海外で発展してきたスマートフォンとは、同じ山の頂上に向かって別のルートで登ってきたみたいなものなんですよ」
と言うと、A子さん、「ふーん、なんでそんな面倒なことをしてきたんでしょうね?」。
そこにあまり食いつかなくても…。ショップで最新のケータイを見せてもらって、説明を受ければ、A子さんの日常生活的には、たぶん大丈夫な予感がします。
井上トシユキ