ソーシャルメディアが「脳や心臓によくない」ってホント?

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「夜11時以降はパソコン見ない」をルール化

   Aさんの血圧は、上が110前後だったのに、ツイッター担当になってから140を下回らなくなってしまった。心配になって病院に行ったところ、医師に「帰宅後、夜間にパソコンをやっていますか」と尋ねられたうえ、こう指摘されたそうだ。

「昼間に仕事するときに交感神経を高ぶらせるのはいいんですけど、夜は副交感神経を優位にして心身をリラックスしなければならない。でも、パソコンやスマホの明るい画面で細かい文字をずっと見ていると、交感神経が過緊張になってしまう。それで体調を崩す人が増えています」

   Aさんは寝つきがやや悪くなった気もするが、そこまで緊張している自覚はなかった。作業自体はそんなに大変ではない、と説明したが「身体的な負担ではなく神経の問題ですよ」と言われてしまった。

   副交感神経を活性化させると、心身の興奮が鎮まって心拍数が下がり、血圧も下がる。この状態を意識的に作らないと血圧が高止まりして、脳や心臓に負担をかけるおそれがあるという。

   Aさんはソーシャルメディアに「中毒性」があることをあらためて自覚し、医師のアドバイスを踏まえ、

「午後11時以降はパソコンを見ない。スマホを見るときは静かな音楽を聴くようにし、就寝1時間前には利用をやめる」

という自分なりのルールを決めたそうだ。

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