おじさん、合コンはキャバクラじゃないんですよ!

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   東京・渋谷に勤務する26歳OLのAさん。同僚たちと会社近くの居酒屋で食事をしていると、後ろから男子グループの会話が聞こえてきました。振り返ると、入社2~3年目くらいの若いサラリーマンが4人。合コンした後に、「女の子から会費をいくらもらうか」と相談していたのだそうです。

   嵐の二宮君に似たリーダー格の男の子が「割り勘だと3000円だけど、俺たち4000円で女の子は2000円でいいかな」と言うと、もうひとりが「いや、女の子は1000円でいいだろ」と意見しました。すると、もうひとりが「1000円なら、もらわなくてもいいんじゃね?」とツッコミを入れて、4人で大笑いをしていたとか。

接待させて「会費4000円」って、どういうこと?

まじめな出会いを求めているのに…
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   でも、まだまだ給料も少ない彼らのこと。最終的には女の子から2000円ずつ徴収することに。その様子を見たAさんは「ああ、男の子たちっていろいろ考えてくれてるんだなあ」と微笑ましい気分になったと言っていました。

   しかし、こんなかわいい男性たちとの合コンばかりとは限りません。28歳の女性フリーランスBさんは先日、散々な目に遭ったそうです。同世代の女友だちから「高校の同級生に合コン誘われたんだけど、付き合ってくれない?」と頼まれたときのこと。

   行ってみると20代は同級生ひとりだけで、あとは30代後半と40代のおじさんばかり。ひとりはなんと既婚者でした。オドロキを愛想笑いで隠したものの、とても恋愛対象とは思えず、恋バナもできない。

   世代が違うので話題も合わず、いつしか「接待」の場に。おじさんたちの昔話や自慢話への相づちを打ちながら、空いたグラスにお酒を注ぎ、おしぼりをもらいと、まるでホステス扱いです。

「なのに会費は4000円払えだって。いまどき合コンで女性4000円って、ありえなくない? 何でおじさん接待して、こっちが払わなきゃならないのよ。それだけあったら友だちとおいしいもの食べた方がずっとマシじゃない!」

   IT企業に勤める40代半ばのCさんにその話をすると、「そういうオヤジ、いるいる!」と大爆笑。どうやら会社の接待費が使えず、お小遣いも少ないおじさんの中に、合コンを「キャバクラ代わり」にする人たちがいるというのです。

年上ならスマートな気遣いを見せて欲しい

「キャバクラ行けば、安くても1時間6000円くらい取られるじゃん。でも、会社の若い男に同級生を呼ばせて飲み会をすれば、お腹いっぱい飲み食いして多めに出しても、2時間6000円くらいで済む。男ってさ、先輩や上司の頼みは断れないんだよなあ(笑)」

   なるほど、男性の会費を抑えるためには、女性にも払ってもらわないと成り立たないわけですか。それからCさんは、女の子の年齢も関係していると厳しいことを言っていました。

「高級店に行けば金額が上がるように、参加した女の子の価値で会費も変わるんだろうね。女子大生には4000円も払わせないし、おじさんだって喜んで出す。でも年齢が上がると、相手もそれなりに稼いでるはずと、ふっかけてくる」

   でも、いまどきのOLさんは、20代後半になっても新人のころからそんなに給料上がってないんですけど…。昔とは違うんです!

   30代、40代の男性との合コンが、すべてダメということでは全然ありません。むしろそのくらい年上の方がいい20代女子は意外と多いのですから、会話と会費にはスマートな気遣いをしてもらって、お互い楽しい時間を過ごしたいものです。

池田園子

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