ユーロ危機でも空気読まずにバカンスするのか
とはいえ、やはり有給休暇という「与えられた権利」を個々人が行使する点においては、日本は他国に比べて大きく劣ることは確かだ。
ロイターとイプソスの共同調査によると、有給休暇を100%消化する人の割合は、フランスの89%、ドイツ75%、イタリア66%、アメリカ57%と比べ、日本は33%とダントツに低い。
スラッシュドットには、ヨーロッパの職場の雰囲気が垣間見られる書き込みがあった。
「もうなんか2ヶ月ぐらい前からソワソワし出して、『お前今年は何週間休み取る?それともいっそ2ヶ月ぐらい休み取っちゃう?俺は今回ちょっと離れた島行ってくるから、1ヶ月ぐらい連絡とれないと思うけどよろしくな!』とか。いや、まだ2ヶ月先だろ。どんだけウキウキしてんだよ!早ぇよ!」
ユーロ危機が取り沙汰される昨今だが、それでもヨーロッパのビジネスパーソンたちは「空気」を読まずに今年もバカンスを取るのだろうか。