エレベーターに乗り合わせた従業員をクビに
・ジョブズはエレベーターに乗り合わせた従業員と話をしていたら怒りだして、エレベーターの中でその従業員をクビにした
・秘書がいつもと違うブランドのミネラルウォーターを持ってきたのでクビにした
・NeXT時代にIBMと決定的に重要な契約があった時、「10ページ以上の長い契約書にはサインしない」という馬鹿げた理由で契約を反故にしてしまった
・社員のiPhoneを前触れなく取り上げて、そのiPhoneがパスワードで保護されていなかったらクビにした
かなりすさまじい話ではなかろうか。私も外資系の金融機関に長年勤めていたので、ちょっとやそっとの「クビ話」には驚かないのだが、さすがにのけぞった。
結局のところジョブズというのは勝手気ままの暴君であり、そこに勤める人たちは奴隷、といって悪ければ、恐怖政治におびえる無力な羊たち・・・のようにみえる。
これは致し方ないともいえる。ジョブズは革命家であり、クリエーターであり、天才である。そういう人物を、一般人のスケールで測ることは間違いなのだ。
先日亡くなった立川談志もそういった一人だったようだ。天才落語家の名を欲しいままにした一方で、数々の奇行で知られてきた。談志の弟子たちが如何に苦労したかは語り草になっている。