1か月に3回も「身内の不幸」で休む社員に閉口

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   アメリカで45歳の男性が健在する実母の「死亡告知記事」を新聞に掲載させ、騒動になった。「休みが欲しかったが、解雇されるのが怖かったから」だそうだが、記事を読んだ人が確認の電話をしてくることに、思いが至らなかったのだろうか。

   Q&AサイトのOKWaveには、「身内の不幸」を理由に頻繁に休みを取る新人に閉口する経営者からの相談が寄せられている。

叔母が亡くなりショックで「無断欠勤」

生きている人を亡くなったことにしてはいけない
生きている人を亡くなったことにしてはいけない

   質問者のamisyadaiさんは、宝石、貴金属、アパレルなど5つの小売店を経営している。これまではベテランの販売員や専門職の派遣スタッフで運営してきたが、「若い世代を育てていかなければならない」と思い立ち、20代の若者5人を採用した。

   ところが、そのうちの1人が試用期間中、ひと月の間に3回も会社を休んでいる。理由はいずれも「身内の不幸」で、1回目は「祖父が亡くなった」、2回目は「叔母が亡くなった」、3回目は「いとこが入院している」という説明だ。

   「叔母」のときは「ショックで連絡できなかった」と無断欠勤している。質問者が「会社として弔電を打つから、会場を教えてください」と尋ねたが、「身内だけなのでお気持ちだけと母が言っています」と答えたそうだ。

   サボリなのは見え見えだが、面と向かって言うわけにもいかず、かといって放置すれば他の社員に示しがつかない。「どのような対応をすればよいのでしょうか?」。これには、「会社が忌引きと認める範囲」についてのコメントが寄せられた。

「忌引扱いは祖父母、親、子、兄弟までくらいが一般的です」(yeye00さん)

   就業規則に定める事項だが、叔母やいとこでは認めない会社が多く、その時点で問題になるはずだ。これまでは従業員が少なかったために、この会社では就業規則など基本的なルールを定めていなかったのかもしれない。

   ukoygwonimさんの会社では、忌引後に斎場で手渡される「御会葬御礼」を会社に提出し、出勤簿といっしょに保管することになっている。「祖父はすでに2人とも没しているはず」といったチェックも可能になる。「御会葬御礼」が提出できない場合には、忌引と認められないそうだ。

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