都内に勤務する1都3県在住の30~50代の既婚サラリーマンに尋ねたところ、「自宅に自分専用の部屋がある」と答えた人は38.2%にとどまった。
不動産情報サービスのアットホームが、600人に調査。自分専用の部屋を持つ人が、部屋でよく行っているのは「インターネット」が71.2%でトップ。2位の「読書」(41.5%)を大きく引き離している。
「一人じゃ寂しい」とリビングにいる人も
自分専用の部屋が欲しい人に、理由を聞いたところ、「趣味や好きなことに没頭したい」「ひとりになれる静かな場所が欲しい」「家族から干渉されたくない」「安眠したい」が上位となっている。
家に帰っても安眠もできないほど、居場所がないのだろうか。ある既婚男性はネット上に「新築を建てるなら自分の部屋は確保しろよ。後で絶対後悔するぞ」と、若者に釘を刺す書き込みをしている。
自分の書斎にするつもりが、家族の物置部屋になってしまったと嘆く人も。これには独身男性から、「父親虐待だ」「結婚なんてするもんじゃないな」と哀れむ声があがっている。
一方で、独身で家を買った男性からは「嫁さんが欲しい」というコメントも。4LDKの広々としたスペースが全部「自分の部屋」というのも、逆に辛いらしい。せっかく自分の書斎があるのに、あまり使わない男性もいるようだ。
「旦那はリビングに入り浸って、ロクに書斎に入りもしない。リビングにノートPC持ってきてネットしてる。一人じゃ寂しいんだと。リビングだとすぐお茶やお菓子が出てくるんで、便利ってこともあるけど」
自分の部屋がなければ不満だが、あっても結局はうまく使いきれないものなのか。「ネットカフェ行けばいいじゃん。高い家買うより経済的」という提案あたりが、現実的なのかもしれない。