面接で「作り笑顔」ができない! 不採用になってしまうのか

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   厳しい就活戦線を反映してか、学生の就職活動を支援するサービスが花盛り。セミナーにサークル、書籍に個人教授などに色々な人が参入し、色んなことを言っています。学生さんたちは、惑わされ気味なところもあるのでは。

   Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のdaikoku002さんは、就職活動中。「面接では笑顔が大事」とよく言われるものの、どうしても不自然な、こわばった笑顔しか作れません。

同じスキルなら「愛想の悪い人」を落とす?

「目を見て話し、聞く」のも効果的らしい
「目を見て話し、聞く」のも効果的らしい

   きっと、「まずは笑顔で明るくあいさつ!」と書かれた対策本を読んだのでしょう。しかし質問者さんは、もともと表情を顔に出すのが苦手。「まったく笑顔がないまま面接の受け答えをする人って、不採用になってしまうのでしょうか?」と不安を募らせています。

   これには、面接には笑顔で臨むのが当然、という人たちから回答が寄せられています。

「なんで笑顔が作れないんですか? バイトしたことないでしょ? そもそも小学生でも出来るようなことを何でできないの? 笑顔は笑えばできるわけ。それは感情といって、心でするものなのさ」(RKwarawaraさん)

   しかし、面接の場が楽しくてたまらない、なんて人はいないでしょう。「心でするもの」といっても、みんな本当は意識して作っているに違いありません。質問者さんは、ウソがつけない人ではないでしょうか。

   一方で、笑顔が作り物だと認めた上で、仕事をする上でのスキル、テクニックのひとつだから、無理にでもできなくちゃダメという人たちもいました。

「大抵の仕事って、広い意味での“客商売”なんですよね。同じスキルを持つ2人。会話していて愛想の良い人と悪い人。そりゃ結果は明白」(dolcedishさん)
「質問者さんは、口の中がネバネバの状態と、歯磨きして爽やかな状態とどちらがよいですか? 例えは悪いですがそれと同じです」(wanhimeさん)

「演劇部の発声練習」で口角が上がる

   笑顔を作れない質問者への悩みに、いまひとつ寄り添っていない回答が多い中、sat000さんは「笑顔ならいい、ってもんでもないでしょう」と励ましています。

「真剣な表情の方が良い場合もある。…話し方、口調、話す内容、受け答えの俊敏さ、臨機応変な対応、そういった諸々から判断するはずですよ」

   ringring0816さんは、「顔の筋肉運動」に関する実践的なアドバイスをします。割り箸を横向きにして口を「イ~」の状態で挟み、大きな声を出して「あいうえお~」と発声練習をすると、口角が上がって自然な笑顔ができるようになるとのこと。

   まるで演劇部の練習ですね。そういえばミリオンセラー編集者の柿内芳文さんも、学生時代に失敗続きの面接で悩んだそう。でも、ダメな自分を根本的に変えることなんて、すぐにはできない。そこで、

「どうせ相手も自分の事を知らないから、恥ずかしさを捨てて、演技をすればいい」

と考えを切り替えてから、うまくいくようになったそうです。ドアのノックを開演のブザーに見立て、「今から15分の独り舞台が始まるぞ!」と自分の世界に入る…。プレゼンなどにも応用できそうです。

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