OKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のhiyotatiさんは、法人担当の営業マン。お客さんを訪問するときには、マスクをしていくようにしています。
その理由は、自分が風邪を引いているから――ではなく、上司や先方の担当者が顔の近くで咳をするから。「常時ツバをかけられている」といっても過言ではない状態なので、自衛しているのだそうです。
「いつどんな病気をうつされるか分からない」
せめて横を向くとか下を向くとか、口を手で押さえるくらいのことをしてくれればよいのですが、そんなマナーを守ってくれる人たちばかりではありません。
マスクは他人に病気をうつさないためのものとは知りつつ、いつどんな病気をうつされるやもしれない状況で、対策しないというのも無防備すぎると思っています。
しかし上司は、客先に行くときには「マスクを取るように」と指示します。さて、どうしたものか。「マスクは無礼なものなのでしょうか?」
マスクをしても風邪を引いた人には、できるだけ訪問してもらいたくないものですが、健康な人がマスクをしている場合には、どう考えるべきなのか。
「『うちは、ばい菌扱いか!』って思う人もいると思いますよ」
と忠告するのは、回答者のoakawaaavaeaさん。確かに、マスクをする理由を正直に説明したら、そう思われるでしょうね。
「多くの人は、常軌を超えた潔癖症と取ると思いますよ。それは営業的には多分マイナスでしょうね」とyosifuji20さんも首を傾げます。質問者さんは、オフィスでもマスクを欠かさないほど徹底しているようなので、けっこうな潔癖症なのは間違いなさそうです。
海外でマスクをする人が少ない理由
回答者のinu-cyanさんは、「建前で言えば失礼」としつつ、平気で咳やクシャミをする「不躾な人」もいるので、マスクで予防したいという考えに理解を示します。
しかし、マスクには「表情が読み取れない」「(いつもマスクをしていると)外しているときに同一人物だと分からない」といったデメリットがある。これを避ける方法として、
「最初あいさつする際は外しておき、しばらくしてから『少し風邪気味なもので』とか『喉を痛めているので』など適当な理由をつけて、『失礼致します』と断ってからかければ問題ないと思います」
とアドバイスしています。そこまでして…という感じもしますが、みなさんはどう思われるでしょうか。
なお海外では、そもそもマスクをする人はごく少ないとか。マスクをしていると、アメリカでは強盗と勘違いされるか、「私は重症なので近づかないでください」という意思表示にも取られかねず、人の集まるところに入れてもらえないこともあるそうです。