Q&AサイトのOKWaveに、こんな質問が載っていました。質問者のnorifinさんは、就職活動中の男性。履歴書を作るときに、あることが気になり始めました。
それは、貼り付ける顔写真のこと。履歴書の写真は、お見合い写真のように修整を加えるべきなのか。「なるべく美男に見えるように加工した写真を貼った方がよいでしょうか?」
「本人との落差ない方がいい」というが…
お見合い用の顔写真に見映えをよくする加工は、どの程度なされているのでしょう。人によって、肌をキレイにするレベルから、場合によっては若干の変形を伴う場合もあるかもしれません。
しかし人は写真と結婚するわけではないので、写真をいじりすぎても仕方ないでしょう。
実物を見て「え、写真と違いすぎない!?」となれば、期待が高かった分、失望が大きくなるおそれもあります。回答者のg4330さんも、
「面接の時に、写真と本人を見比べますよ。(美男に修正された写真を見て)どんな感想を持つでしょうね、面接担当は…」
と、やんわりと忠告しています。qazwsx21さんは、ひとこと「写真と本人に落差がないほうがいいです」。確かに、そうですよね。とはいえ、面接前の書類選考の段階では、やはり写真のインパクトが関係するのでは、という不安は拭い去れません。別のQ&Aでishido6ewさんは、
「履歴書の写真の良し悪しで、面接に呼ばれるかどうか決まるのでしょうか?」
と尋ねています。この質問には、yoshi20aさんから、
「採用担当も人間ですから、写真から印象を受けてしまうのも否めないでしょうね。誠実さ、爽やかさなどが伝わるような写真を心がけたいですね」
という意見が寄せられています。
北米では写真の貼付は求められない
もしも写真に爽やかさや誠実さの印象が必要なら、第一関門を突破するためには、やはり写真の選定や修整もやむを得ないということになります。
なお、少なくとも北米ではモデルなど特別の場合を除き、履歴書への写真貼付を求めてはいけないことになっているようです。
写真が不要な理由は「なんで日本の履歴書には写真をはるのですか?」というQ&Aによれば、容姿による選考や人種差別をさせないため。生年月日も確認されないのだそうです。
これに対し、日本で写真貼付が必要な理由は、
「なり済ましを防ぎます。本人確認に欠かせません」(zorroさん)
「書類審査に使います。社会通念上、おかしな服装、頭髪等はそれではじきます。当たり前でしょう。一般常識がない人は採用できません」(kome-maroさん)
といったものがあげられています。
しかし写真は「なりすまし防止」や「一般常識の確認」のためだけに使われているようには、どうも思えないのですが。この習慣、これからも続くのでしょうか。