Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のfuunlionmaruさんは、就職を控える女子学生。どうしても嫌いなものが2つあります。ひとつは携帯電話。持っているとひとりになれず、便利すぎる。毎月の料金もバカになりません。
もうひとつは化粧。肌に負担がかかり、やはりお金がかかり過ぎます。そこで就職先を探すのにあたり、仕事に携帯電話が不要で、女性が化粧をしないで出勤できる職場がないものかと悩んでいます。
「農業と自衛隊が当てはまることはわかっています」
「工場のクリーンルームは化粧禁止」
携帯電話も化粧も、いまや「社会人のマナー」といえるほど当たり前になっています。したがって回答者から「そんなワガママ、通用しないでしょ?」と批判が集まるかと思いきや、親切な助言がいくつも寄せられました。
もっとも多かったは、工場での仕事。回答者のkizuna0902さんは以前、ガラスびんを作る工場で検査の仕事をしていました。暑い中で仕事をしていると、せっかくのお化粧が汗で流れて取れてしまいます。
「私も化粧嫌いでめったにしません。・・・周りの人は化粧してましたけど、私一人してなくても誰も気にする人いなかったんで」
monta47さんは、半導体や食品工場で働いたことがあります。クリーンルームでの作業は、化粧が禁止。ノウハウ漏えい防止のため、携帯電話の持ち込みも禁止されています。禁止であれば、誰にも文句の言われようがありません。
食品工場なら、全身真っ白なエプロンに帽子をかぶって、マスクもするわけですから、すっぴんでもまったく関係なしです。
コールセンターのオペレーターはどうか、という意見も。remonpakiraさんによると、コールセンターでも個人情報の漏えい防止のため、携帯電話の持込みが制限されているそう。テレビ電話でもなければ、化粧も不可欠ではないでしょう。
公務員は「ノーメイクOK」なのか?
回答者のmika669さんからは、意外な説が紹介されました。それは「公務員はノーメイクでいい」ということ。
「普通の地方公務員だったら、(いわゆる市役所区役所の事務職ですね)別にノーメイクで文句いわれないですよ。だいたい、きちんとしたドレスコードがないですから」
確かにドレスコードはないかもしれませんが、仕事の種類によっては上司から服装や髪の色の指導が入るはず。とはいえ「ちゃんと化粧してきてよ」という指示命令は、なかなかしにくいものです。
もしも「すっぴんの何がいけないんですか?」と反論されたら、なんと答えたらいいのでしょうか。であれば、一般企業の事務でも営業でも、本当はすっぴんでも押し切れてしまうのかもしれませんね。
ただし、「面接のときだけフルメイク」というのだけは、職場の人たちも驚くので、やめておいたほうがいいのではないでしょうか。