R25編集部が「女性の多い職場で仕事をする際、気をつけるべきポイント」について、ライターの島影真奈美氏に尋ねている。
ポイントは5つ。「徹底して『平等』に接する」「『感謝』は3割増しで表現」「女性同士の争いにはむやみに口を出さない」「外見はともあれ清潔感」「気安い間柄こそ“いじりすぎ”に注意」ということだ。
矛盾を両立させるテクニック必要?
なでしこジャパンの佐々木則夫監督は、著書『なでしこ力』の中で「女性と一緒に仕事をするならば、身だしなみに神経を使うべき」と妻から忠告されたと明かしている。
また、サッカー雑誌にチームの紹介記事が載る際、担当するライターに、
「選手、スタッフ全員の名前を(最低1度ずつは)出してあげてくれ」
と頼んだのだそうだ。さすが結果を出す人は違う。やはり「清潔感」「平等」は不可欠な要素のようだ。女性の部下たちにどうやって力を出してもらおうか悩んでいる上司には、参考になるだろう。
特に女性は、特定の女性がヒイキされることに極めて敏感だ。ちょっとした噂をきっかけに「あの課長はAさんだけ可愛がってるらしい」とヘソを曲げ、課長の指示に口ごたえをしたり、Aさんを仲間はずれにしたりする話は、よく耳にする。
島影氏も「一部の女性にだけおごったり、出張土産をあげたりするのは危険!」と注意を促す。このアドバイスにはネット上にも、
「就職して分かった事は、職場の女同士の争いが凄まじいってこと」
「“女だらけの職場とか天国だろ”なんて思ってた時期が私にもありました。あんな空気は二度と味わいたくないです」
と切実な反応があがっている。また、「徹底して『平等』に接する」では不十分という指摘もある。
「平等に接するのは間違い。バレずに全員に“自分だけヒイキしてくれてる”と思わせるのがポイント」
誰にでも同じように接していては、「冷たい」と思われてしまう。「あなただけをヒイキしている」という顔を全員に向ける高度なテクニックができれば怖くないということか。
もっとも、小手先の技術ではなく一人ひとりの個性を尊重し、丁寧なコミュニケーションを心がけることが王道なのかもしれない。