まるでバカンス! 三菱重工「夏休み22日間」

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   三菱重工は、2011年の夏季休暇を計22日間とすることを発表した。例年の9日間から大幅に拡大。年間休暇を3日増やすほか、11年9月から年度中の祝日を振り替えることで出勤日を調整する。

   対象は、東京・品川の本社ビルと横浜ビルに勤務する従業員で、計数千人にのぼるという。また、東京電力管内にある横浜市と相模原市の工場では、7~9月を土曜日出勤・月曜日休暇とし、消費電力の分散化を図る予定だ。

消費電力25%削減で生産性あがるかも

追随する企業はあらわれるか(画像は三菱重工のホームページ)
追随する企業はあらわれるか(画像は三菱重工のホームページ)

   同社では、7~9月の総電力消費量を前年比で25%削減する目標を掲げている。本社の夏季休暇は、7月16~25日の10日間と、8月11~22日の12日間。業務上やむを得ない社員は出勤可能だが、在宅勤務などの措置はとらないという。

   もしも7月26~8月10日の出勤日に13日間の有給休暇を取得すると、およそ連続5週間の休暇となる。ネット上には、

「大企業本社勤めの社員は、比較的高給が保たれた上に、休暇日数がヨーロッパに一時的にも近づいて至れり尽くせりだなw」

とうらやましがる書き込みが見られる。これを機に、グループ各社や取引先にも長期夏季休暇が拡大することを期待する声もある。

   フランス大使館によると、フランスの有給休暇は年5週間。バカンスとして最短2週間、最長4週間の連続休暇を付与するよう雇用者に義務付けているという。連続休暇の取得率は高く、国内の避暑地に家族旅行をするケースが多いようだ。

   それでもフランスの国民1人当たりの国内総生産(名目GDP)は、2009年度で4万1226ドル。日本の3万9530ドルを上回る。日本でも夏季休暇の延長で、生産性がかえって高まった、ということにならないだろうか。

日本企業の夏季休暇、延長すべき?
別になくていい
現状程度で
1週間連続で
2週間連続で
3週間以上連続で
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