「gooリサーチ」が実施した「自分の会社にも取り入れて欲しい、オモシロ制度ランキング」。リクルートエージェントの「有給休暇の連続取得で10万円取得」が1位を獲得した。
2位以下には、「自分や家族の誕生日に特別休暇」(スパイシーソフト)、「非喫煙手当」(サトー)、「週1日自由時間」(mixi)があがっている。
大手以外でも積極採用する例あり
リクルートエージェントによると、同社の特別休暇には3種類あり、
・「アニバーサリー休暇」(勤続1年以上の全従業員が対象)
年1回、4日以上連続で有給休暇を取得すると、10万円支給される
・「リフレッシュ休暇」(総合職が対象)
3年ごとに1回、5営業日連続で特別休暇を取得でき、20万円が支給される
・「GIB(ゴールインボーナス)制度」
各4半期および通期で設定目標を達成すると、最大25万円が支給される
があるという。なお、GIB制度は従業員4人以上で1泊以上の旅行をすることが条件だ。
アニバーサリー休暇は、リーマン・ショックで業績が落ち込んだ時期は「1万円」にまで削減されたが、業績回復後に10万円に戻したという。
社員は、アニバーサリー休暇を使って誕生日や結婚記念日の旅行に行ったり、毎年決まった時期に海外ボランティアに参加したり、GIB制度を使って目標を達成した同僚たちと国内旅行をしたりと、思い思いの使い方をしているようだ。
同様の制度は、多くの大手企業で採用されているが、中堅企業でも例はある。ディマージシェア(従業員59人)は、勤続5年以上のスタッフに連続5日間の特別休暇を付与、5万円の特別手当を支給する。
エイジェックスコミュニケーションズ(従業員62人)は、2日以上の有休を取得すると、年1回10万円の特別手当を支給。3年に1回、5日間連続の特別休暇と20万円の特別手当を支給する。ノバレーゼでは3年勤務するごとに、土日など休業日を含まず30日間の有給特別休暇を取得できる。
「おたくの福利厚生は、どうなっているのですか」と尋ねる就活生が多すぎる、と嘆く採用担当者もいると聞くが、このような会社であれば、胸を張って自社の制度を説明することができることだろう。