Q&AサイトのOKWaveに、こんな質問が掲載されていました。nyaneさんは27歳の既婚女性。メーカーで設計の仕事をしています。来月、会社の営業担当と一緒に、中国へ出張することになりました。
しかし、業務命令とはいえ、中国語も英語も話せない自分が出張に行っても大丈夫なのか、不安でたまりません。夫も心配だと言っています。「他の会社では、こういった出張は普通でしょうか?」
「言葉ができて仕事がダメ」よりずっとマシ
内需の拡大が見込めない中で、中国をはじめとする新興国への出張は、メーカー勤務であればいつ命じられても不思議ではありません。結論としては「普通」でしょう。
言葉のやりとりは「現地のスタッフと同行する営業マンがしてくれる」そうなので、ほとんど心配はないはずですが、誰でも未知の経験を不安に思うものです。この質問には、海外経験者たちから回答が寄せられました。
海外出張数十回、2年間の駐在も経験したfield-arrowさんは、「海外出張緊張しますね」と気遣いを見せつつ、上司も会社も「この人ならできる」と判断してくれたのだから、タダで海外を知るチャンスだと意識を変えた方がいいと励まします。
「旅行じゃなくて業務の場合、『言葉ができて仕事がダメな人』が現場へ行くことの方が、よっぽどタチが悪いです」
pluto1991さんも、設計という特別なスキルを頼りにされて出張するのだから「中国語ができるとかできないとか関係ない」といいます。営業マンが技術的な質問をされたときに、その場ですぐに確認できる「専門職」として行くのだろう、とのことです。
出張の目的や役割については、あらかじめ丁寧に説明してくれると不安が減ると思うのですが、手馴れた周囲の人たちから見たら「そんな心配しなくていいから、とにかく行ってきてくれ」という感じなのかもしれません。
夫の不安は「海外からのメール」で解消
もうひとつの懸念事項、「旦那さんが心配している」という点については、「未婚の女性の方が心配でしょう」というツッコミが。とはいえ、国内外問わず知らない地に行くことに、家族が心配するのは自然なことです。
本人が不安そうにしているのも、影響しているのかも。前出のfield-arrowさんは、「携帯電話は海外ローミングでそのまま使えますので、マメにメールを送ってあげる気遣いは必要」とアドバイスします。
他の経験者からも、気楽に挑戦してみて、という助言が相次いでいます。
「私の経験からすると、飲み会に直前まで行きたくないんだけど、行ったら行ったで楽しかった。って感じですね」(suiminnbusokuさん)
「仕事がうまくいきますように。祝你工作顺利。気を付けて行って下さい。一路平安」(hayabusa1993さん)
勤め先がメーカー以外でも、「まさか、自分が?」ということもありえます。大きなチャンスを逃さないためにも、パスポートの更新は欠かさないようにしておいた方がよいかもしれません。