手ぶらでお見舞いに行ったら、取引先から「出入り禁止」に

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   Q&AサイトのOKWaveに、こんな質問が載っていました。LEVEL21さんは営業マン。いつもお世話になっている得意先の担当者が、急病で入院したと聞きました。

   営業中にちょうど病院近くに来たので、病室に様子を見に行くと、「え、手ぶらで来たの?」と、ひどく憤慨されたのだそうです。きっと「ありえないだろ」という顔をされたに違いありません。

納得できない「心配だから急いで駆けつけたのに」

   今回は近くを通ったので、とりあえず様子を見にきたのであって、後日あらためてお見舞いに伺う予定です、と答えましたが、時すでに遅し。謝罪も受け入れられず、得意先から「出入り禁止」を言い渡されてしまいました。

   会社に戻ってそのことを報告しましたが、誰にも理解されず、なんと査定も下げられることに。悪気もなかった行動で、なぜそこまでされなければならないのか。どうにも納得がいきません。「私の行動は、本当に間違っていたのでしょうか」

   これには、質問者さんの行為を諌める意見が相次ぎました。

「間違ってます。もう少し社会勉強が必要ですね」(adobe_sanさん)
「何が悪いって、マナーが悪いですよ」(hebihimeさん)
「見舞いを持って来なかった事に対してではなく、それをおかしい事だと思っていないあなたに憤慨したということですね」(skydancingさん)

   穏やかなものでは、「少々ドジですね。営業マンたるもの『フリ』とか『ポーズ』ができないと」(debumoriさん)という声もありましたが、質問者さんは「営業マンねぇ…、心配で、素で行ったんだけどな…」と腑に落ちない様子です。

   親しい間柄だから手ぶらで行っても許される、と油断したのではなく、心から心配だったからこそ急いで駆けつけたかった、という気持ちも分かるような気がします。

   一方で、質問者さんに理解や同情を寄せる人たちも少なからずいます。

「車に忘れてきた」と買ってくれば100点

   回答者のmovie-1さんは、この行動はとても人間味のあるものであり、非難される理由は「微塵ない」と擁護します。

「相手を思い心配で駆けつける事は、心の通じない社交辞令で杓子定規な、わずかな見舞金よりもよっぽどよい。自信を持ちましょう!」

   こういう質問には、「あなたも悪いが、相手も悪い」という両論併記の感想より、質問への賛否を明確にしたものの方が分かりやすく、本人の役に立ちます。

   takapekoさんは、患者特有の心理を読んでアドバイスしています。

「入院されている方というのは精神状態も通常とは違ってしまいます。弱気になったりわがままになったりというのはよく見られることです」

   なるほど。人間味は別として、とりあえず見舞いを持っていかなければならない理由があるというわけです。では、もし買い忘れて病室に入ってしまったら?

「『あっそうだ、車に忘れていました』と言って一度退室し、どこかで何でもいいから買ってきて、『すみません、まだどういう物がよいか知らなくて今度ご希望のものを持ってきますよ』と、そのときは病院の売店、コンビニなどなんでもいいから間に合わせを渡しておけばよかったと思います」

   ここまでできれば、出入り禁止もなかったわけです。質問者さんも素直に「皆様から色んな事を学びました。とても勉強になりました」と答えています。

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