被災地を支援する募金活動が、各所で続けられている。経済的な支援は一時的なものではなく、これから長期間にわたって行っていく必要がある。
その点、日々過ごす職場での活動は、継続的な支援に向いていそうだ。ツイッター上には、「職場で募金活動を始めた」という投稿が相次いでいる。
「手作りケーキ」の売り上げを募金する人も
東京・品川のDNPデジタルコムでは、会社と労働組合が共同で募金箱を設置。千葉亮太社長は、ツイッターで社員に対し「各職場に募金箱がありますので、ぜひ被災地へのご支援・ご協力をお願いします~」と呼びかけている。
すでに募金を実施している他の職場からは、
「今回の地震はいろいろと思うところがあったので、真っ先にお札を入れておいたんですよ。そしたら後に続く人たちも何人かお札を入れてくれたみたいで、それなりの金額が集まりそうな予感」
「結構お札入ってた。小銭も多くてずっしり。合計金額、私の月給は軽く超えてるんじゃないかな。数えてないけど。皆気前いいな!」
など、活発に活動が行われている様子が投稿されている。中には、
「今さら募金を呼びかけているうちの職場って…」
と否定的に捉える人もいるが、経済支援は今後何年にもわたって必要になる。遅すぎることはないし、これからは「継続性」が重要だ。
ロンドンに勤務するある女性は、手作りケーキと折り鶴を職場に並べ、売り上げを募金に回している。この方法であれば進んで募金する人も増えそうだ。日本の職場でもお茶菓子を置くなどの工夫をすると、金額も増えて長続きするのではないか。
ただし、集めたお金の管理は重要だ。「職場で取りまとめてる義援金、お局の現金管理が杜撰なので出すのやめた!」という人もいる。信頼できる人が集めて、きちんと報告するルールを作ったほうがよいだろう。