Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が掲載されていました。質問者のexet13さんは19歳の男性会社員。上司がモデル風の美人のおかげで、実力以上の成績が出せています。推定25~6歳の妙齢。朝から晩まで、その人のことで頭がいっぱいです。
頑張って仕事をして成績を上げれば、上司が喜んでくれて、さらに仕事を追加。上司を喜ばせたいから必死でこなすと、また追加されます。
同僚と競って「いっそのことトップに」
こんな風に必死で働いている男性が、同じ課にはあと3人。課の成績は急上昇中ですが、ひとつだけ不安なことがあります。それは課の成績が良すぎて上司が出世し、他の部署に異動してしまわないかということ。
「まったくバカげた質問ですが、実際どう思われますか?」
そんなに離れたくないものか、と感心するとともに、成績が上がるほど美人の上司って、どんなタイプの人なんだろう、と想像してしまいます。回答者たちも、意外なほど温かく好意的に若い男の子の奮闘を見守っています。
「いい状態じゃないですか。自分の仕事に向かう状態をよくしてくれる上司の方なのですね」(mamitakunさん)
鼻先にニンジンをぶら下げられた4匹の雄馬が、必死で競走しているみたいと、からかい半分で評する人もいます。
もしも上司の出世を止めたいのであれば、自分が率先して手を抜くことも考えられるはず。しかしそれでは上司を悲しませるし、逆に上司が左遷されてしまうかもしれない。痛しかゆしというところなのでしょう。
borg121さんは、ひとつの解決策を提示します。
「その美人上司に奉公して、出世したら引っ張ってもらうようにしましょう。取りあえず、4人の中でトップを取って下さい」
恋愛感情「一切ない」なのにナゼ?
なるほど、上司が異動したとしても、同じ部署に異動できれば、また一緒に仕事ができるわけですね。そのように取り立てられるには、やはり「右腕」と言われるくらい目立った成績を上げることが必要でしょう。
ただ、懸念もないわけではありません。nekomimimoeさんは、色恋関係での仕事のモチベーションは、「ひん曲がると途端に最悪な結果に陥りがち」と注意を喚起します。
「上司が結婚したとか、彼氏がいることが分かった瞬間に、やる気がなくなったとか、憎しみに変わるとか。自分の感情のコントロールが大事ですよ」
これに対し質問者さんは、上司への恋愛感情は一切ないと言い切り、「とにかく売り上げを伸ばせばオーバーアクションで喜びますので、それに弱いのです」と打ち明けます。
ますます分からないというか、利用されているだけか、という気もしますが、
「自分は今まで何をしても中途半端で、人に認められた事があまりなかったのです」
「今の上司はそんな自分の生い立ちなんか自然に理解してくれて、うまく自分を起用してくれています」
と、上司に心から感謝している様子をみると、とりあえず「よかったねえ」と声をかけてあげたくなってしまいます。