ルールやマナー違反だけでない 車内通話の不快さ

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会話であってもムカつくことはある

   これが通話をしていない周囲の人々を不安にさせる、もっと言えば、自分の身体や生命に危険を及ぼす可能性のある人物が近くにいる、という不安を周囲の人は感じるのではないか。

   筆者の説明に、Aさんは「なるほど、確かにそういうことかという気もするけど、何かもう少し別のムカつきという感じなんだよなあ」と、納得のいかない様子。

「だって、フツーの会話でも『くだらねーことを大声で喋りやがって』的にアタマに来ることもありますしね。でも、会話というやり取りが成立していない、一方だけのセリフを聞かされていると思えば、それはそれでイライラしてくるってのもわかる気がする」

とB子さん。

   いずれにせよ、マナーというのを置いておくとしても、車内や店内での通話は、多くの人の気分を害するようです。

   よほど緊急の時以外は、やはり控えたほうがいいようですね。

井上トシユキ


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井上トシユキ
1964年、京都市出身。同志社大学文学部卒業(1989)。会社員を経て、1998年よりジャーナリスト、ライター。東海テレビ「ぴーかんテレビ」金曜日コメンテーター。著書は「カネと野望のインターネット10年史 IT革命の裏を紐解く」(扶桑社新書)、「2ちゃんねる宣言 挑発するメディア」(文藝春秋)など。
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