Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が掲載されていました。質問者のnoname#125536さんは、23歳の男性会社員。昨年春に就職のため地方から上京しましたが、配属されて驚きました。なんと課長を含めて6人すべてが女性、部長までが女性です。
彼女たちの仕事ぶりは男性以上。テキパキこなし、会社からも評価の高い人たちばかりです。そんな環境に困惑し、最初はおどおどしていましたが、先輩たちが厳しいながらも親切に指導してくれたおかげで、だいぶ成長してきた気がしています。
「女の職場では将来伸びない」と言われショック
しかし昨年暮れの忘年会で、他部署の男性先輩から思わぬことを言われ、大きなショックを受けてしまいました。
「お前、女の中で働いて楽でいいけど、将来伸びないわ」
「女の方針や仕事のやり方を身につけているお前が、みんなにどう思われているか分かっているの?」
そう言われてみると、東京に来たころに抱いていた「会社」のイメージが懐かしく思い出されてきます。
仕事もできるが終業後はスケベな男の課長や先輩たちと、会社帰りに新橋で焼き鳥をつまんだり、歌舞伎町あたりのお色気のある店に突撃したり。職場にはカワイイOLさんが1人か2人いて、電話番やお茶だしをしてくれたりして・・・。
何と昭和的な会社像かと驚きますが、相談者さんが抱いていた「理想」なのだから仕方ありません。確実なのは、現実はこれとは程遠いこと。「同じ様な環境におられる方、メンタル的なアドバイスをください」
いまの職場の先輩女性たちは、黒か濃紺のパンツスーツを着こなし、キビキビしているし決断力も早い。その上、「女」を怠っておらず、キレイにしています。
この質問には、「その先輩が、質問者さんの環境をうらやましく、ねたんでいるだけのように思えます」という回答がいくつか寄せられました。しかし、質問者さんの悩みはそんなものではないようで、頑なに反論します。
「うらやましくなんてあり得ないです。気持ちが休まることはないです」
「男の職場に行きたいです」
年上女性が「気にしないで」と優しくアドバイス
どうやら、仕事のできる女性たちの職場は、いつも気が張り詰めていて、なれなれしく話す機会もないようです。
「完璧過ぎるんですよね。私など男とか思っておらず、子どもと思ってるんでしょうね。女性はちょっとくらい、頼りない方がいいんですよ」
こんな貧しい女性観を持っている男性は、回答者たちから袋叩きに合うかと思いきや、年上らしい女性の先輩が優しくアドバイスしてくれました。
「他人が無責任に言う事など気にしないで。あなたの周りにおられる優秀で素晴らしい方たちをお手本に、今はひたすら仕事に専念してください」(onnazakariさん)
本当にデキル女性は、そこらの男性社員の何十倍も仕事をこなす力を持っている。「女の中で働いて楽」「将来伸びない」なんて難癖は無視すればいい、ということでしょう。
「そんな素晴らしい先輩社員から、仕事を教わることのできる貴重な時間を大切にしてくださいネ。私もアナタの将来に期待します」
質問者さんは、この答えをベストアンサーに選びつつ、「今までは何とかなりましたが、この先はちょっと・・・」とグチを続けています。こういう甘えた感じが、年上女性の母性本能をくすぐるのでしょうか。