「結婚相手にはソニーの男性」が人気だった理由

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   給与と企業口コミ会員サイトの「キャリコネ」が登録会員を対象に調査した「結婚相手に勤めていて欲しい企業ランキング」。女性からはソニー勤務の男性という回答が最も多かった。2位はトヨタ自動車、3位はグーグルだった。

「業界」勤務は「遊んでるからダメ」

「頭を使っていそうな仕事をしているところがいい」
「頭を使っていそうな仕事をしているところがいい」

   「ソニーみたいな会社に勤めている男性がいい」と答えた30代前半の女性Aさんは、実際に仕事でソニーの事業所を訪れたときに、強い魅力を感じたという。「金融や商社ほどの高給でなくても、頭を使っていそうな仕事をしているところが、ステキですよね」

   この結果に、ソニー勤務の35歳男性Bさんは、「若手が権限をもち、好きなことを言えるカルチャーは確かにありますよ」と嬉しそうだ。

   年収は30歳で700万円から800万円。計画的に休暇が取りやすく、仕事と私生活のバランスを取って楽しんでいる人は多いという。

「入社3年目で結婚し、新婚旅行に3週間も行ってきた人もいるが、別に白い目で見られたりしませんでしたよ」

   海外赴任をすれば、高級住宅に無料で住めて、おカネも貯まる――。とはいえ、「世界のトップブランド」だったのも今は昔。韓国や中国のメーカーに押され、事業の見通しは必ずしも明るくない。優雅な生活がいつまでも続くとは限らないのでは。

   意外なことに、合コンなどで人気の大手広告代理店やマスコミは、あまり上位にランクされなかった。いわゆる「業界」の大手企業で派遣社員として勤務経験のあるAさんは、

「会社の名前でモテてるように見えるけど、人格的に尊敬できて仕事もできる人なんて、正直あんまりいないですよ。結婚相手には向かないと思いましたね」

と手厳しい。仕事を口実に遊び歩いたり、浮気をして家に寄り付かなくなったりする人もよく見かけたという。遊び相手と結婚相手は別、ということか。

   なお、妻は全日空勤務がいい、という男性の回答には、わざわざ「CA(キャビンアテンダント)」と断りを入れた人が何人かいたようだ。業界としては向かい風が強いが、女性の外見とステイタスに対するオトコの欲は依然として強固だ。

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