「美しい女性と話すと、男性は一時的にバカになる」――。女子力アップCafe Googirlの記事によると、これはオランダのラートボウト大学の研究チームが信用できる実験によって導き出した仮説なのだそうだ。この実験は、男子学生に記憶テストを受けさせてから、研究チームの男性か女性と会話させ、再び記憶テストを受けさせるというもの。その結果、途中で女性と会話した男性は回答が遅くなり、間違いも増えてしまったという。
それでも職場で可愛がられる女性は・・・
興味深いことに、女性に魅力を感じる度合いが高ければ高いほど、結果は悪かった。また、同じ実験を女子学生にしたときには、会話の相手による影響は見られなかったという。
心理学者は、「男性は美しい女性に会うと、自分の遺伝子を残す『繁殖行為』を考えるようプログラムされている」とコメント。男子学生の一人は、女性にいいところを見せようとするあまり、自分の住所を思い出せなくなってしまったというからオドロキだ。
ということは、職場においては女性がいない方が、脳のよけいな機能を使わなくてすむので仕事の能率が上がるのではないか。ある専門商社の30代の男性社員は、「確かにそういう面もある」と答えてくれた。
「うちの部署は会社の稼ぎ頭なんですが、毎年いちばん美人の新入社員が配属されるのが暗黙の了解になっています。取引先からも、『どこからこんな美人を探してくるんですか』とうらやましがられていますよ」
毎年春に美人が配属されると、同僚たちは浮き足立ち、他の部署からデートの誘いが舞い込んだりする。職場の活気も心なしか高まるが、「落ち着かずに気が散る」と感じることも多いという。
しかし3カ月もすれば美人にも慣れ、「興奮状態」は収まるのだそうだ。
「慣れれば容姿より仕事ぶりに目がいきます。職場では結局美人に限らず、仕事ができて気がきく女性が重宝されるんですよね。美人に目を奪われるのは、たまに来社した人だけ。いや、マジマジと見れば、すごい美人には変わりはないんですけど」
オランダの実験は、「慣れ」の効果を見落としていたようだ。