夕食は「毎日自宅で」過半数 バブル期の4倍増

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   全国のサラリーマン400人を対象に調査したところ、夕食を「毎日自宅で食べている」と答えた人が52.3%と過半数を占めていることが分かった。バブル景気下の1990年に行った同じ調査(13.2%)の4倍となる高水準だ。シチズンホールディングス調べ。

自宅でのネット利用は週8時間

内向き化というより「普通に戻った」という感じか
内向き化というより「普通に戻った」という感じか

   週3日以上自宅以外の場所で夕食を取る人は、57.0%(1990年)から19.1%(2010年)へと3分の1に激減。仕事帰りに同僚たちと飲み屋に寄って帰る習慣がすたれたことが影響しているのだろうか。

   とはいえ、「毎日自宅で」の人たちが手作りの家庭料理を食べているとは限らず、コンビニ弁当やカップラーメンなどで済ます人がどの程度含まれているかは不明だ。

   プライベートの過ごし方にも、大きな変化が出ている。1980年の調査では「読書(新聞、雑誌、本など)をして過ごす」時間は週に8時間42分あったが、今回の調査では2時間36分にまで激減。30年前には、いまより3.5倍もの時間を活字に費やしていた計算になる。

   ただし、「インターネット(ウェブやメール)を使う」時間は週に7時間59分。これを読書時間と合わせると10時間35分となる。

   ネット上には動画や画像もあるが、テキスト情報の割合も低くない。印刷物を手に取る時間は減ったが、文字を読む時間は30年前よりも増えている可能性もある。

   また、「落ち着いて精読するタイプの読書が減った」という意見もあるが、30年前の読書の質がそうであったかどうかは分からない。あまり変わらないという見方もある。

   調査元ではこれらの結果について「不況で帰宅時間が早まり、自分の時間の使い方に対する意識は強まった」としているが、ネット上には、

「帰宅時間が早まったやつ誰だよ」
「残業時間は減ってもサービス残業は増えている」
「仕事以外は飯と風呂だけ。プライベートなどない」

と、疑いを投げかける声も少なくない。

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