「面接の待合室に社員が紛れ込んでいる」ってホント?

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   gooリサーチの登録モニター1072人が回答した、「思わず信じてしまう就職活動の都市伝説」ランキング。アンケート事務局が作成した選択肢のうち、もっとも支持者が多かったのは「顔採用は存在する」という噂だった。

面接官が優しいのには理由がある

「すっごいイイ感触!」と思ったのに・・・
「すっごいイイ感触!」と思ったのに・・・

   「顔採用」とは、会社が求職者のルックスで採用か不採用を決めること。純粋に担当者の好みで採用していては会社が傾いてしまうが、営業職などで、ターゲット顧客が喜ぶタイプの人材を採用することは合理的な判断だ。結果的に特定のルックスの人が有利になりうる。「単なる噂」といえない部分もありそうだ。

   2番目に支持が多かったのは、「面接会場の待合室に社員が学生として紛れ込んで偵察をしていることがある」という都市伝説。同じ会社を受ける「同志」に気を許し、自分の内定状況や会社の悪口などを話してしまう人もいるかもしれない。

   そんな話の内容が、会社に筒抜けだったら? フェアとは言えないが、短時間で求職者の人となりをつかむためには、会社側の防衛策としてありうるかも。相手が誰であろうと、待合室では余計なことを言わない方がいい。

   ほかには、「一度説明会をドタキャンすると二度と予約できなくなる」(3位)、「説明会予約の時点から学歴フィルターが存在する」(4位)などもあるが、いずれも実際にあったとしても、さほど違和感はない。

   気になるのが、「人事(面接官)が優しいのは落ちる前兆」(7位)という説。ある会社の人事担当者によると、「これは都市伝説ではなく実話」だという。

「採用候補者として本気で検討しようと思えば、突っ込みの質問も自然と厳しくなります。逆に採用しない人には、会社に悪い印象を持たせずにお引取りいただくため、自然と当たりが優しくなるのです。将来のお客さんになるかもしれないし。でも、『面接に手ごたえがあった』と誤解させるような言動も不信感を与えるので、加減が難しいですね」
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