ネット上には、お酒が原因の失敗談の書き込みが多く見られる。真偽のほどは不明だが、目を疑うような内容も少なくない。日本人は酔っ払いに対して不思議なほど寛容だが、そろそろ変わってもいいのではないか。
課長を「係長」と呼んではいけない
NAVERまとめには、誰にも迷惑をかけてはいないが、あまり他人にいえない「自爆系」の失敗談が掲載されている。
「歩きながら電柱にぶつかり眉間割った」「自転車で転倒して顔三針」「起きたら便器に顔を突っ込んでいた」などは、いかにも酔っ払いのしわざだが、
「駅のホームから線路に落っこちた」
までいくと、ただの失敗では済まされない。命に関わることだし、一歩間違えば他人への迷惑も甚大。「もう2度と酒は飲むな」と忠告されるレベルだ。
これに比べれば、飲み会の席の失敗談は可愛いもの。とはいえ、「部長を呼び捨てにしてカラオケに誘った」「会社の忘年会で会長をギュッと抱きしめた」あたりは無礼講で許されるとしても、上司と怒鳴りあったり殴りあったりすると、差し障りは大きい。
「課長のことを何度も係長と呼んでしまった」
という失敗は、役職へのプライドが高い人には根に持たれる。会社人生に、意外と深刻な影を落とすかもしれない。最近昇格した人が身近にいたら、酔う前に必ず確認しておいた方がいい。
2次会を抜け出して別の店で上司の悪口を大声で話し、帰りにふと見たらその上司たちが隣で飲んでいたという例も。相手も酔っているようであれば、誰のことかとシラを切り通すのも手だ。
ネット掲示板には、女性とみられる人からの書き込みも。「男の子にチューしまくってた」「男社員の手をつかみ、自分の胸にこすりつけてました」程度なら、後で顔を赤らめる程度ですむが、
「初めて会った営業社員とホテルへ行ってしまいました」
までいくと、職場内や取引先との関係で信用を失うこともある。
具体的な引用は避けるが、飲みすぎて戻したり、意識をなくして失禁したと告白する人の多さにも驚く。ある人は店で泥酔し、ガラスを割って流血し救急車で運ばれ、病院で暴れて母親が呼びだされたそうだ。目覚めると下半身にはガーゼのオムツが・・・。どこまで飲めばそうなるのか分からないが、年末にかけて各自十分注意されたい。