バイトが大トロつまみ食い! 店長なぜ注意しない

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   飲食店に勤めるsanlemola6さん。ここのところ、ある社員とアルバイトのことでイライラしています。彼らは店の厨房で、売り物のお寿司をつまみ食いしているのです。先日は大トロを食べているところを目撃し、さすがに頭に血が上りました。

「企業意識が足りない」と憤る

「厳しい処分」が常識だが
「厳しい処分」が常識だが

   そこで店長に相談を持ちかけましたが、なぜか彼らを注意しようとせず、とぼけたり、かばったようなことを言うばかりだそうです。「まさかそんなことは」「ちょっと様子を見ましょうか」とでも言ったのでしょうか。

   彼らを放置したら、パートのおばさんなどまじめに一生懸命やっている人たちがかわいそう。若い彼らが何をしているのか――。怒りのやり場がない質問者さんは、Q&Aサイトの「教えて!goo」で吐き出すことにしました。

「彼らに企業意識を持たせるには、どうしたらよいのでしょうか?」

   企業意識とは「労働者の生活向上は会社の繁栄による」という考え方で、会社から給料をもらって働く責任感のようなもの。売り物に手をつけるような輩は労働者の風上にも置けません。出るところに出れば、窃盗犯として突き出すこともできるでしょう。

   しかし回答者からは、意外にゆるいアドバイスが目立ちました。

   「味を知るのも仕事のうち」というslisliacさんは、商品の味も知らずに来店したお客様に質問されたら恥ずかしいといいます。つまみ食いではなく「味見」と考えれば、少しくらいは許容されるということでしょうか。もしかするとお店の新しいメニューのヒントを得られるかもしれませんが・・・。

   アメリカの貧民街で救急病棟の夜勤として働いているというwildthingさんは、店長は「若い頃に貧乏な生活でひもじい思いをしたことがあるのでは」と想像します。

「アルバイターが低賃金で働いているのも、たまにつまみ食いができるからだと思っているかもしれません。店長も、それくらいは目をつぶろうと思っているかも」

店長は名マネージャーなのか

   「太陽政策」の提案は、これにとどまりません。つまみ食いをしばらくやらせておけば、いずれ飽きると指摘するken_tyanさんは、彼らを頭ごなしに叱るのではなく、仕事の姿勢をも改めさせる一挙両得の方法を提案します。

「店のまかない食などで、別途それなりに安いものを食べられるような工夫をしてみては? つまみ食いもなくなるでしょうし、アルバイトをやる気にさせる手段としては有効です」

   もちろん、厳しい意見を言う人もいます。つまみ食いの彼らに対し、「意識改革は難しい」「彼らの待遇やポジションを下げて、自ら去っていくように促すのがよい」(ican747さん)という助言が出るのも自然でしょう。

   また、叱らない店長を「悪者になりたくないから。指導力がないことが露見するから」(takurankeさん)と糾弾する声も理解できます。組織の秩序を守るために、信賞必罰は不可欠というのは正論です。

   しかし、さまざまな意見をみてみると、マネジメントには臨機応変の柔軟な対応も必要、正論よりも人を動かす道もあるのかもしれない、という気もしてきます。店長は、単なるぼんやりなのか、はたまた名マネージャーかもしれないのか。みなさんは、どう考えるでしょうか。

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