gooランキングの「採用面接で嫌だと思う面接官ランキング」。上位には普通の社会人の感覚では考えられない面接官の姿が並んでいる。就職難で必死になる求職者の姿を見て、自分が権力を持っているとでも勘違いしているのだろうか。
許されるのか?「今までの人生を全否定」
1,127人を対象にした調査。ランキングの1位は、「で?」しか言わない面接官。質問に対して求職者が回答したあとには、「わかりました」や「ありがとうございます」というのが社会人の礼儀だ。相手の足元を見た、嫌らしい返答としかいいようがない。
2位は「ガムを噛んでいる」。求職者が同じことをしたら即座に落とすようなことを、なぜ自分ができるのか。それとも、ガムを噛んで面接に臨んだら「いい根性してるじゃないか」と採用になるのだろうか。
このほかにも、「平気で遅刻をしてくる」(13位)、「うなずいてると思ったら、うつらうつらしていた」(15位)など、実際にその場に立ち会ったら呆れるような例が寄せられている。目立つのは、求職者に対してプレッシャーをかけるような言動。
人の今までの人生を全否定してくる(3位)
頻繁にため息をつく(5位)
目を合わせてくれない(14位)
緊張や不安を抱えて面接に臨む相手に、あえて不快な言動をして反応を見る「圧迫面接」がまかり通っているようだが、果たしてそんなことが許されるのだろうか。「この年までそんなことしててよかったの?」という説教もあるようだが、余計なお世話だ。
「なんか一発芸ないの」と無茶振りしてくる(7位)
「すべらない話をして」とふってくる(12位)
というふざけた面接官も上がっている。――業種によっては、一発芸も持つ人を採用したい会社もあるのかもしれないが。
この調査はgooランキングのスタッフが項目を挙げて、選択制で回答を求めている。したがって、実態にそぐわないところもあるのかと思いきや、
「就活中だから分かる! 一発芸は辛かった」
というコメントも寄せられている。あながちフィクションというわけでもなく、もしかすると実態はさらにしんどいことになっているのかもしれない。