「ほとんどというか、みんなソフトバンク使ってるよね」
東南アジアや中国からの留学生を受け入れている男性が言います。
iPhoneは「日本のケータイより使いやすい」
「理由は、同じソフトバンクどうしなら、通話がタダだから。これが一番大きい」
デフレ下とはいえ、アジアの人たちにすれば、日本はまだまだ生活費の高い国。少しでも節約しようと、ケータイはソフトバンクを選ぶのだとか。
「普通に東南アジア各国から日本へ来る留学生は、お金持ちの子弟も少なくない。そういう学生は、日本のケータイよりも使いやすいからと、iPhoneを買ってるよ」
日常的に連絡を取りあうことの多いこの男性も、学生たちからの要請があり、先日、長年使ってきた通信キャリアからソフトバンクに乗り換えました。
「アジアの人は、ケチというより合理的だよね。僕はあまり頻繁に買い換えたりしなかったから、ポイントもかなり貯まってたし、家族もみんな同じ通信会社のやつだったんだけど。若い人や芸能人みたいに2つ持つ必要もないし、男は仕事上の事情が最優先、ってことで」
奥さんは「せっかく使い方も慣れたのに」と面倒がっていましたが、お子さんたちは「どうせならiPhoneにしようかな」などと前向きだったそうです。
とにかく安けりゃ良い。カッコイイ端末が良い。確実に、どこでもつながらないと困る。
外国人を含め、いろんな理由でユーザーがケータイや通信キャリアを選ぶ時代になってきたのでしょう。
そういったユーザーの「わがまま」を、サービスや品質でどこまで吸収できるか。
今後の通信キャリアに期待したいと思います。
井上トシユキ